本の虫

著者:江添亮
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2019-2020シーズンに行ったスキー場の感想

2019-2020シーズンは腕も上達したし雪が少なかったこともあって普段は行かない様々なスキー場に行った。ここにその感想を簡潔にまとめておこうと思う。

まずは白馬にあるスキー場からだ。2月上旬というハイシーズンに行ったはずなのに、あいにくとほとんどの日は雪質がわるかった。

栂池高原スキー場は白馬にあるスキー場だ。白馬駅からバスで行ける。特徴はゴンドラでふもとから山頂まで一気に上がって長距離を滑ることができる点だ。とはいってもあいにくの暖冬でふもとは雪質が悪かったので、ゴンドラの中間駅まで滑ってゴンドラを往復していた。

白馬コルチナスキー場は白馬にあるスキー場だ。朝早くの行きは白馬駅から電車とバスで、帰りはバスになる。白馬はパウダーキチガイのオーストラリア人で占拠されているので、開き直ってコース外のほとんどを自己責任で滑走可能なエリアとして解放してしまったスキー場だ。コースのどこからコース外に出てもふもとの同じ場所に帰ってくることができるので、コース外を滑るには適しているスキー場と言えるだろう。白馬コルチナスキー上の横には白馬乗鞍温泉スキー場があり、共通リフト券が買えるのだが白馬コルチナスキー場からは接続が悪かったので買う価値はわからなかった。

白馬五竜とHAKUBA 47は2つのスキー場が併設されているがリフト券も共通なので実質一つのスキー場だ。白馬五竜のほうはなだらかで広いゲレンデがあり雪質の悪さと相まって面白さがわからなかったが、HAKUBA 47はなかなか面白かった。

次に赤倉温泉のスキー場だ。周辺にはもっとスキー場があるのだが、今回は2つしかいかなかった。この暖冬の3月上旬にもかかわらず雪が豊富にあった。もっとも、例年はもっと雪が多いらしいのだが。

赤倉温泉スキー場は赤倉温泉の宿が密集する場所の近くにある。スキー場としては初心者向けでほとんどなだらかなコースしかない。一箇所だけ急なコースがあるのだが、そこに上がるリフトが今にも壊れそうでとても怖い。あまりにも簡単すぎるスキー場だったので、初日の足慣らしや最終日の疲れた足でのんびり滑る分にはいいが、連日でいく価値は見いだせなかった。

赤倉観光リゾートスキー場は赤倉温泉スキー場のとなりにあり、相互に連絡できるが、リフト券は別だ。こちらはとても面白いスキー場で難しいコースもあり、連日行く価値があった。ゴンドラで上がって4km滑ることができるのもよい。

これで今シーズンは滑り納めにしようと思っていたのだが、3月24日に越後湯沢にそれなりの雪が降ったので、25日に急遽日帰りで向かった。今年のかぐらは周りのスキー場が雪不足に悩む中、標高が高くて雪があるということで大勢の客がいる上、ゲレンデまでロープウェイで上がらなければならない。しかも2019年の大型台風19号の影響で下山コースが破壊されており、帰りもロープウェイに乗らなければならない。待ち時間が数時間にもなるおそれがあり、行きたくない。ちょうどコロナウイルスが騒がれていた頃でもあったので、人が密集するロープウェイも避けたい。

そこで、神立スノーリゾートに行った。このスキー場、去年までは神立高原スキー場という名前だったはずなのだが、なぜか名前を変えている。別にリゾートと言うほどの規模のスキー場ではない気がするし、周辺にホテルが密集しているわけでもない。

スキー場自体の作りは小さいながらもよい。リフトに一本乗って2km弱ぐらいのなだらかなコースを滑ることができるし、非圧雪もあるし、きれいに形成されたコブ斜面もあり、万人の需要を満たす作りになっている。