本の虫

著者:江添亮
GitHub pages: https://ezoeryou.github.io/blog/
Blogger: http://cpplover.blogspot.jp/
メール: boostcpp@gmail.com
Twitter: https://twitter.com/EzoeRyou
GitHub: https://github.com/EzoeRyou

アマゾンの江添のほしい物リストを著者に送るとブログ記事のネタになる

筆者にブログのネタになる品物を直接送りたい場合、住所をメールで質問してください。

Googleがブログ記事を検閲

私のBloggerのGMailアカウントに以下のようなメールが来ていた。

Hello,
Google has been notified that content in your blog contains allegedly infringing content that may violate the rights of others and the laws of their country. The infringing content that has been made unavailable can be found at the end of this message. For more information about this removal and how it affects your blog, please visit https://support.google.com/blogger/bin/answer.py?l=en&answer=2402711.


The notice that we received, with any personally identifying information removed, will be posted online by a service called Lumen at https://www.lumendatabase.org. You can search for the notice associated with the removal of your content by going to the Lumen page, and entering in the URL of the blog post that was removed. If you have legal questions about this notification, you should consult your legal advisor.

Terms of Service: https://www.google.com/intl/en/policies/terms/
Content Policy: https://www.blogger.com/content.g

The Google Team

Urls affected:
http://cpplover.blogspot.jp/2012/04/blog-post_9853.html

Countries affected:
Japan

またよくあるフィッシングメールかと思ったが、送信者はGoogleのBloggerのドメインで、実際に該当URLのブログ記事は検閲されている。

http://cpplover.blogspot.jp/2012/04/blog-post_9853.html

このブログ記事の内容は、2012年に千葉県八千代市の市役所の公式Webサイトにある内容を自分のブログである日新流山日聞 ™(現在消去されている)に違法にコピーしたとして著作権侵害の疑いで千葉県警サイバー犯罪対策課が同県八千代市米本の無職、****容疑者を逮捕した。容疑者は行為を認めているが違法ではないと主張していた。という報道を紹介し、容疑者のブログを示した上で、これはどうも本来ならば名誉毀損で民事で訴えるべきところを無理やり刑事にするために著作権侵害をでっちあげて別件逮捕したのではないかという見解を示し、その後著作権法を参照して、市のWebサイトには果たして著作権が認められるのか。仮に認められたとして、市役所のWebサイトの内容を著作権の例外である引用を超える範囲で利用することなどできるのか書いたものである。

この7年前の記事の内容になにか日本国内における権利を侵害する内容があるとは思われない。

しかし困ったことに、問題は検閲している相手はGoogleだということだ。Googleから人間のサポートを引き出すのは極めて困難だ。Googleの個人向け無償サービスから人間のサポートを引き出す方法は2つしかない。Google社員、しかも相当の重役、あるいはその該当のサービスを担当している部署の人間にコネを持つか、あるいはインターネット上で大炎上させて対応を余儀なくさせるかだ。いずれにせよ極めて強い影響力を持っていなければGoogleから人間のサポートを引き出すことはできない。

訴訟も容易ではない。まず費用が100万円ぐらいかかるし、Googleの日本法人は担当していないと主張されて逃げられる可能性がある。

とにかくなにか手を考えなければならないのだが、GoogleのBloggerに至っては、問い合わせ先すら容易に見つけられない。