UbuntuがUnityを捨てる予定
Growing Ubuntu for Cloud and IoT, rather than Phone and convergence | Ubuntu Insights
朝からなかなか衝撃的なニュースが飛び込んできた。結論から言うとこうだ。
Ubuntu 18.04ではデフォルトのデスクトップをGnomeにする。Unity8の開発は中止する。スマフォ対応は中止する。おそらくMirの開発もやめる。
CanonicalのMark Shuttleworthは、Ubuntuをスマフォ対応させて、どこでも同じ環境が実現できるという目標をやめて、UbuntuをクラウドやIoTに向けて発展させると発表した。
これはなかなか衝撃的だ。たしかに、Unity8とMirはこの長年開発しているが、さっぱり日の目を見ないソフトウェアだった。4年も開発していまだに実用化に至っていないデスクトップサーバー、コンポジター、デスクトップ環境は見切りをつけるのは当然だ。また、スマフォは根本的に不自由なコンピューターである。不自由なコンピューターに対応するためにリソースを割くのは無駄だ。
convergenceとやらも無意味だ。もしスマフォが本当にまともなデスクトップコンピューターと同じ使い心地であれば、iPhoneやAndroidのような不自由OSとてデスクトップコンピューターと同じUIを採用していたはずだ。それが採用していないのだから、スマフォは根本的に使いづらいコンピューターで、だからこそおもちゃのようなUIを採用しているのだ。
Canonicalがサーバー用に家事を取るのは当然だし、ぜひ鈍重なRHELを駆逐してもらいたい。すべてのコンピューターは最新の安定版のGCCを使えるべきであり、RHELは業界の癌だ。
さて、個人的な影響で言うと、Unityがなくなることだ。私はあまりデスクトップ環境にこだわらないので正直何でもよいが、Unityのデフォルトのキーボード・ショートカットは気に入っていただけに残念だ。