freeeのゴミのような特許の新規性が全く理解できない
freeeが特許侵害でマネーフォワードを提訴したというニュースが流れている。
freeeがマネーフォワードを提訴、勘定科目の自動仕訳特許侵害で | TechCrunch Japan
肝心の特許は、以下のものらしい。
特許 第5503795号 会計処理装置、会計処理方法及び会計処理プログラム - astamuse
読んでみたが、何の新規性もあるようには読めない。やたらとクラウドコンピューティングなる言葉が出てくるが、この特許でAWSとかAzureとかGoogle Apps Engineのようないわゆるクラウドかそうでない従来のサーバーかで何か違いがあるとは思えないし、その他のことも、人間が有史以前からやってきた分類作業であるようにしか読めない。数千年も存在する既存の概念をコンピューターで行うというだけのゴミ特許が乱立しているが、どうやらそのコンピューターを更に細分化してクラウドコンピューティングとかウェブサーバーとかのバズワードを追加しただけで、範囲をいくら狭めようと分類は分類でしかない。
特許制度は消え去るべきだ。
そして、歴史的に、このような特許ゴロ訴訟をしだす企業というのは4パターンある。
- 何も具体的な特許技術を利用した現物を提供していないが、ゴミのような特許権だけ保有していて、わずかでも抵触している可能性のある企業団体個人に対して特許利用料を支払え、さもなくば訴訟だと迫るもの
- 大量のゴミ特許を保有している大企業が小遣い稼ぎに、お前はうちの膨大な特許プールのどれかを侵害している可能性があるので特許使用料を支払え、さもなくば訴訟だと迫るもの
- 競合相手に対し自由市場による競争をしたくないため存在を妨害するためにゴミ特許を振りかざして利益が出ないほど法外な利用料を要求して訴訟を行うもの
- 時代についていけない死に体で破産寸前の企業が昔取ったゴミ特許を振りかざして最後の小遣い稼ぎを試みるもの
この特許は本当に新規性のかけらもない。