本の虫

著者:江添亮
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doorkeeperが有料化するらしい

DoorkeeperというWebサイトがある。これは勉強会、セミナーなどの人が集まるイベントの告知と参加者管理のためのWebサービスを提供している。そのDoorkeeperが有料化するらしい

主催者の皆さまにご利用料をお支払いいただく理由 | Doorkeeper

その理由としては、運営を維持するだけの利益が出ないとのことだ。

Doorkeeprの利益は、イベント参加費の前払いの集金サービスで手数料を徴収することが主なものだったが、そもそもDoorkeeperのイベント主催者の大半は、イベント参加費で利益を上げることを考えておらず、したがって集金サービスもそれほど使われず、利益が出ないとのことだ。

他に利益を上げる方法として、広告や、転職エージェント会社と組むといった方法があるが、広告は広告主がサービスの文脈に沿わないうざい広告しか提案しないのでお断りで、転職会社と手を組むと、利益は転職会社のおこぼれに預かる形になり、転職会社の下で膝を屈することになるのでこれも受け入れがたいという。

確かに、強豪となるWebサービスを提供しているATND(リクルート)とdots(インテリジェンス)は、転職や人材派遣などの事業も行っている。connpass(ビープラウド)は受託開発やpython教育などの事業のようだ。

そこでDoorkeeperは顧客であるイベント主催者から利用料を徴収するそうだが・・・

イベント主催者は利益を目的としていない以上、できるだけコストのかからない方法を選ぶだろうから、あまりうまく行きそうにない。ましてや、無料の競合相手が複数いるような市場では。