技術を理解しないクソバカの治める国、ニッポン
以下のようなニュースを読んだ。
年金機構、職員の電子メールを禁止 外部向け「当面の間」 - ITmedia ニュース
最近、この国の政治が技術的に全く理解できなくなってきている。私がとうとう狂ってしまったのか、それとも世界がおかしいのか。世人皆濁我独清、衆人皆酔我独醒。とはこの謂か。
この理論で行くと、我々は年金機構からコンピューターを廃止すべきであるし、紙とペンも廃止すべきであるし、そもそも言語自体を廃止すべきだろう。あらゆる情報を記録する方法は廃止されなければならない。
これにつけて思い出すのは、自衛隊がWinnyで流出事件を起こした時、新隊員に一切のストレージの所有が禁じられたという話だ。なんでも、雑誌の付録についているDVDですら処罰の対象になったそうだ。そもそもそのDVDには新たにデータを書き込むことはできないし、その雑誌は自衛隊の駐屯地内の売店で売られているものであるのだが。
そして、皆携帯電話を持っているが、不思議なことに携帯電話はストレージとはみなされないらしい。
皆そうとう酔っているらしい。
そういえば、私が東京に移って予備自衛隊の訓練に行く時に、コンピューターは持ち込んではならないという通達があった。しかし、全員携帯電話を持ち込んでいたし、なぜか地本は私が携帯電話を当然持っていることを想定した連絡をしてきたので実に首を傾げざるを得ない矛盾である。
自衛隊と技術といえば、私はこれを扱ったことがある。
Wikipediaにも書かれているから周知の事実となっているが、Androidが使われているとだけ言えば、もう問題は察してもらえるだろう。およそSI屋が発明できるソフトウェアにおけるあらゆる問題があまさず詰め込まれていた。本当に考えられるだけの問題はすべて存在している。
寧赴湘流、葬于江魚之腹中、安能以皓皓之白、蒙世之塵埃乎