Ted Ts'oがEXT4で暗号化を実装
Encryption Support For EXT4 - Phoronix
GoogleのTed Ts'oが、EXT4に直接暗号化機能を実装したそうだ。
Linuxカーネルにおけるストレージの暗号化にはいくつか方法がある。ファイルシステム自体が暗号化機能を備えているというのはわかりやすいが、その他にも方法がある。
eCryptfsはEXT4のような通常のファイルシステムの上に、さらに暗号化されたファイルシステムのレイヤーをかぶせる方法だ。eCryptfsは、、ホームディレクトリ以下を暗号化するのによく使われている。
dm-cryptは、ブロックデバイスレベルの暗号化で、これは通常のファイルシステムの下で暗号化を行うレイヤーだ。
今回は、ファイルシステム自体に暗号化機能をもたせたわけだが、[PATCH 00/22] ext4 encryption patchesによると、Androidで使うことが主な目的らしい。
EXTはどこまで魔改造する気だろうか。
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この記事はドワンゴ勤務中に書かれた。そろそろC++標準化委員会の次の論文集が出てもよさそうな時期なのだが。
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