本の虫

著者:江添亮
ブログ: http://cpplover.blogspot.jp/
メール: boostcpp@gmail.com
Twitter: https://twitter.com/EzoeRyou
GitHub: https://github.com/EzoeRyou

アマゾンの江添のほしい物リストを著者に送るとブログ記事のネタになる

筆者にブログのネタになる品物を直接送りたい場合、住所をメールで質問してください。

Ubuntu 14.10にアップグレードした

Ubuntu 14.10にアップグレードした。

私はUbuntu 14.04LTSには、あまりいい思い出がない。頻繁に操作不可能になるからだ。画面が暗くなり、左側に数ドットほどの幅のオレンジ系のピクセルが残り、そのまま操作不可能に陥る。Ctrl+Alt+F1や、 Magic SysRq Keyも効かなくなる。あるいは、ブートしないこともある。これも、やはり何も画面に表示されないしログに残らないため、理由がわからない。

Ubuntu 14.10にアップグレードしてからは、今のところ、そのような現象に悩まされてはいない。

さて、Ubuntu 14.10では、GCCが4.9.1に、Clangが3.5になった。いずれも、現時点で最新の安定版である。Ubuntuの公式レポジトリのパッケージのC++コンパイラーのバージョンが、最新の安定版に追いつくとは珍しいことだ。

今のところ、GCCやClangの本家最新の開発版を引っ張ってきても、特に面白い実験的な機能が実装されていたりはあまりしないので、しばらくは自前のビルドが必要なくなった。

むろん、問題なしとは行かない。Ubuntu 14.10には、私の環境ではいくつか問題がある。

まず、Ibusかmozcどちらかの挙動が、何やら面倒なことになっている。入力ソースを切り替えるショートカットを押すと、Mozcに切り替わるのだが、なぜか直接入力モードになっている。ひらがなモードに切り替えなければならない。

GNU Backgammonが、起動後短時間で終了してしまう。標準出力をみると、mutexがどうのというエラーを吐いている。

どうやら、報告済みのようだ。Bug #1381751 “GNU backgammon crashed soon after start up” : Bugs : “gnubg” package : Ubuntu

LG製のとある型番のディスプレイをつないだ時だけ、ラップトップ側の組み込みディスプレイだけで、マウスカーソルが二重に表示されるという奇妙な不具合に遭遇している。数十ピクセルほど右側に90度回転して不思議なマウスカーソルが表示される。再現率100%なのだがわけがわからないし、上手く説明しづらい。