Ubuntu 14.10にアップグレードした
Ubuntu 14.10にアップグレードした。
私はUbuntu 14.04LTSには、あまりいい思い出がない。頻繁に操作不可能になるからだ。画面が暗くなり、左側に数ドットほどの幅のオレンジ系のピクセルが残り、そのまま操作不可能に陥る。Ctrl+Alt+F1や、 Magic SysRq Keyも効かなくなる。あるいは、ブートしないこともある。これも、やはり何も画面に表示されないしログに残らないため、理由がわからない。
Ubuntu 14.10にアップグレードしてからは、今のところ、そのような現象に悩まされてはいない。
さて、Ubuntu 14.10では、GCCが4.9.1に、Clangが3.5になった。いずれも、現時点で最新の安定版である。Ubuntuの公式レポジトリのパッケージのC++コンパイラーのバージョンが、最新の安定版に追いつくとは珍しいことだ。
今のところ、GCCやClangの本家最新の開発版を引っ張ってきても、特に面白い実験的な機能が実装されていたりはあまりしないので、しばらくは自前のビルドが必要なくなった。
むろん、問題なしとは行かない。Ubuntu 14.10には、私の環境ではいくつか問題がある。
まず、Ibusかmozcどちらかの挙動が、何やら面倒なことになっている。入力ソースを切り替えるショートカットを押すと、Mozcに切り替わるのだが、なぜか直接入力モードになっている。ひらがなモードに切り替えなければならない。
GNU Backgammonが、起動後短時間で終了してしまう。標準出力をみると、mutexがどうのというエラーを吐いている。
どうやら、報告済みのようだ。Bug #1381751 “GNU backgammon crashed soon after start up” : Bugs : “gnubg” package : Ubuntu
LG製のとある型番のディスプレイをつないだ時だけ、ラップトップ側の組み込みディスプレイだけで、マウスカーソルが二重に表示されるという奇妙な不具合に遭遇している。数十ピクセルほど右側に90度回転して不思議なマウスカーソルが表示される。再現率100%なのだがわけがわからないし、上手く説明しづらい。