本の虫

著者:江添亮
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コンピューターを新調したいが踏み切れない

私は今、貰い物のラップトップをメインのコンピューターとして使っている。そろそろコンピューターを新調したいと思いつつも、なかなか踏み切れないでいる。

問題は、今のラップトップは、計算性能だけを考えれば、何の不満もないことだ。私の日々の作業に対して、CPUは十分に速く、メモリは十分な容量で、GPUだけはIntelのHD Graphics 3000なのですこし不満はあるが、私はグラフィック性能をそれほど必要としないので問題はない。ストレージもSSDだ。

不満は、純粋な計算性能以外の点にある。

結局、不満点といえば、これぐらいしかないのだ。このためだけにラップトップを変えるというのはどうだろうか。しかし、ディスプレイもWiFiもその性能は致命的に低くはないものの、より優れたものが市場に出回っている現状だ。CPUの処理能力やメモリ容量がそれほど問題にならなくなっている今、純粋な演算能力以外のスペックが重要になってくる。

では、現時点で買うとしたら何であろうか。

東芝のdynabook T954は、なんと組み込みのディスプレイが4Kであるという。15.6インチのディスプレイが3840x2160の解像度を持つという。しかし、それ以外のスペックになんとも魅力がない。

Lenovo ThinkPadは、組み込みディスプレイのサイズが3kと、すこし劣るが、無線LANモジュールが選択できるという利点がある。しかし、Lenovoには悪い思い出しかないので、Lenovo製品を買うのは避けたい。不自由なnVidiaのGPUが載っていて、しかもOptimusであるのが最悪だ。

もうしばらく様子見がいいだろう。しかし、この様子見というのは問題のある態度だ。結局、我慢しようと思えば我慢出来てしまう以上、いつまでも最新のコンピューターの性能を体験できない。性能で作業効率が上がるのであれば、いい投資であるのだが。