最近の妖怪ハウスの様子
最近の妖怪ハウスの様子はどうか。
妖怪ネットワークに、新しいWiFi APを追加した。たまたま、NECのAterm WR9500Nを安く手に入れたので、これまで部屋が密集している場所に設置されていたバッファローの貧弱な無線LANルーターと交換した。とりあえず、各部屋にまともなWiFiが提供されたようだ。
それにしても、無線だけで満足なこの妖怪ハウスの住人たちというのは、よくわからないものだ。筆者はもとより無線を信用していない。有線でなければ満足できないのだが。
あとは、奥の部屋がひとつ、無線難民になっている。ところが、ここの住人は、テザリングでも構わないと言っている。ますます理解できない。
妖怪ネットワークの抱えているもうひとつの問題としては、午後10時頃から深夜にかけて、インターネット回線がかなり遅くなるということだ。調べてみると確かに遅い。しかし、特に今この瞬間、誰かが帯域を大幅に消費しているわけでもない。そもそも、RTX810で"show status pp 1"した結果によれば、今月はじめから15日間でダウンロードした情報量は、1.3ギガオクテット程度である。全然使われていない。何故こんなに遅いのか。どうも、この原因は、妖怪ハウスの外にあるような気がしてならないのだが。
また、今の妖怪ハウス内のLANケーブルの配線は、とりあえず壁にテープでとめただけなので、いずれ剥がれてくるだろうし、あまり見た目もよくない。床をケーブルがはっているよりはマシになったが、これもおいおい何とかしなければならないだろう。
さて、妖怪ハウスもいろいろあったが、どうやら無事に一周年を迎えたようだ。一周年記念のパーティには、大勢の人がやってきた。筆者は、カレーとピザを作った。今回のピザ生地は、水の量が適切であったため、うまくいった。さすがに三度目ともなると慣れるものだ。次はどのような料理を作ろうか。
一周年記念のパーティの余興になるかと思い、たまたま都合よく届いていたテントを、ベランダに設置した。安物のテントではあるが、どうやら十分実用になるようだ。さながら、妖怪ハウスに部屋が一つ増えたようであった。パーティ中は、筆者のあずかり知らぬところで、勝手に占領されてしまっていたのだが。
ベランダにテントを設置できることは確認したが、長期運用するには、雨対策をしなくてはならない。下にパレットを設置して、地面から浮かすのがいいだろうと思う。パレットは、最小購入数が、50枚や100枚のものばかりで、なかなか難しい。どこかで、1メートル四方のパレットが4枚ばかり手に入らないだろうか。
一周年記念パーティの翌日の夕方、パーティの参加者で、まだ妖怪ハウスに残っていた者達で、にわかに近所の公園まで遊びに行った。リア充ごっこをしようということで、途中にあった100円ショップでバトミントンやらボールやらのリア充グッズを買い求めて向かった。しかし、平均年齢が少なくとも20代後半、ことによれば30になる上、男5人、女1人というこのデコボコ集団は、はたしてリア充と言えるのだろうか。
さて、公園についたが、あいにくと風が強く、またバトミントンも100円ショップの安物のせいか、ラリーが続かない。しまいには、ラケットをボール代わりにして投げつけ合う奇妙な遊びに発展した。果たしてこれはリア充と言えるだろうか。
そろそろ暗くなってきたので帰路についた我々リア充ごっこ一行が目にしたのは、だるまさんがころんだをしている男女比率の偏っていない大学生らしき集団であった。実にリア充らしい集団であった。我々は敗北感を感じたまま無言でその横を通り過ぎた。
帰り道に、我々はこの「リア充」なる用語の定義について話し合った。
「彼女がいればリア充か」
「しかし、たとえ恋人がいたとて、仲違いをしている状態はリア充とは到底言えまい」
「しかし、痴話喧嘩というのは、はたから見ればリア充ではないか」
「うまいものを食べていればリア充だ」
「では、70、80のじいさんばあさんがうまいものを食べているのはリア充か」
「リア充だな」
「思うに、リア充なる用語はあまりにも濫用されすぎて意味が弱くなってしまっている」
さて、18日には、妖怪ハウスで、タピオカボドゲ会をする予定である。これは、大量のタピオカパールをココナッツミルクで飲み下しつつ、ボードゲームをする会のことだ。