本の虫

著者:江添亮
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妖怪ハウスの電源事情

妖怪ハウスは今、電源問題をかかえている。ブレーカーが落ちるという問題だ。

妖怪ハウスは5LDKの住居で、どうやら区画ごとに20Aのブレーカーが設置されているようだ。

妖怪ハウスのリビングは、住人の集まる共用スペースとなっている。ここには妖怪ハウスの住人が憩うための電化製品が満載されていて、かなりの電力を消費する。

まず、照明が電力を食う。調光機能付きの電球ソケットなので、レフランプか、調光機能に対応した一個5千円以上するとてつもなく高いLEDしか取り付けられない。現在、90Wのレフランプを6個取り付けている。

そして、冬の時期はコタツが設置されている。

もちろん、大型のテレビもあるし、飲み物や食べ物を保管するための冷蔵庫も設置されている。

もちろん、住人はそれぞれにコンピューターを持ち寄って作業する。

そして、レンジまである。このレンジが曲者で、ブレーカーを落とす最後の引き金を引くのは、たいていこのレンジだ。人が集まって電力消費が高くなったところで、誰かがものを温めようとレンジを使い、ブレーカーが落ちるというのがよくあるパターンだ。とりあえず、このレンジは一時的に撤去した。

クーラーも備え付けのものが壁に埋め込まれているのだが、この電源のブレーカーは、ひょっとしたら独立しているのかもしれない。

とにかく、クーラーを無視しても、リビングは電力を消費するのだ。20Aを超えることは、さほど難しくはない。

昨日も、リビングのブレーカーを落としてしまった。原因は分かっている。照明とコタツとホットプレートを使用中に、レンジまで使おうとしたのだ。

ブレーカーが落ちたのならば、戻せばいい。そして、電気が使い過ぎなことが判明するので、後から気をつければいい。そうすれば電気代も安くすむはずである。妖怪ハウス全体の契約アンペアはもっと高いし、ブレーカーが細かく分けられているのであれば、他の場所には影響は及ばない。何が悪いのか。

妖怪ネットワークである。

妖怪ネットワーク、すなわち筆者の構築した妖怪ハウスのネットワーク環境を支えるネットワーク機器は、配線の都合上、リビングに設置されている。つまり、リビングで停電が起きると、全部まとめても消費電力はたったの数十ワットほどのネットワーク機器が、根こそぎ停止してしまう。妖怪ネットワークが死んでしまうのみならず、ネットワーク機器にもよろしくない。

短期的には、他の停電が起こりそうのない、独立したブレーカーの配電された場所から電源を引っ張ってくるworkaroundが考えられる。

問題は、リビングから直接つながっている隣の和室も、ブレーカーの配電としては同じになっているらしく、リビングの停電の巻き添えを食ってしまうのだ。

思うに、キッチンなら停電は少ないはずだ。キッチンには、照明の他には、壁に埋め込まれた電気式のレンジ兼オーブンと、電気ケトルや炊飯器がある程度だ。消費電力の高い機器はあるものの、20Aのブレーカーが落ちるほどの電力消費の集中はしないはずだ。ネットワーク機器にはキッチンから電力を供給しよう。

ネットワーク機器というのは、全部まとめても数十ワット程度なのだから、長期的にはUPSを導入するべきだろう。やれやれ、また出費が大きい。ただ、UPSは一度使ってみたかった機器なので、この機械に触ってみるのもいいだろう。