本の虫

著者:江添亮
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超会議3の見どころ

ニコニコ超会議3が幕張メッセで行われている。今回は、その見どころを紹介しようと思う。たまたま、筆者はドワンゴ社員であったために、開幕前に書くブースを回って、見どころのある場所を確認しておいた。

超のぼってみた

ホール6の中央、いこいのモールの中央から入った辺りに、クライミング用の壁が二面用意されている。筆者は26日の閉幕後に、二面とも登ったが、最高に楽しかった。筆者でも登れるほどの難易度なので、ぜひ挑戦してもらいたい。

どうやら筆者が登っている間に盗撮されていたようだ。

【速報】 超会議の会場で壁を登る江添さん pic.twitter.com/JPiqplGQ7o

— Kenji Yoshida (@xuwei_k) April 26, 2014

超ゲームマーケット

超ゲームマーケットでは、アナログゲームの販売とプレイが行われている。

この日のために、ドワンゴ社内では有名なトランプゲーム、大富豪の派生版、ニコニコ超大富豪のテストプレイが行われていた。

もし、このブースに立ち寄ることがあったら、読者のすべきゲームは、ダンジョン・オブ・マンダムである。筆者も参加したいのだが、なかなか混み合っていて難しい。

なお、このブースの隣には、不自由なゲーム専用機と、その上で動く不自由なゲームソフトウェアが展示されている上、このブースの向かいには不自由なOSの会社(なぜかLinuxカーネルへの貢献コード量は大きいのだが、これは自社プラットフォームをサポートするためであろう)がブースを開いているので、注意されたい。

超宇宙

このブースでは、ロケットのフェアリングをプロジェクターの投影用に使っていた。なかなか豪華だ。そして、USSRと書かれたソ連時代からのソユーズが展示されていた。なお、このブースの隣には、自衛隊と在日米軍のブースがあるので、日本、アメリカ合衆国、旧ソ連の建造物を一枚の写真に収めることができる。やれやれ、世の中は平和になったものだ。

超時空ニコニコ研究所

ここでは、ニコニコ動画の年表や、GIFアニメ一覧などを展示している。また、ニコファーレの映像をOculus Riftを使って展示している。

ちなみに、ここのOculus Riftには、ひとつR-18というラベルのはられたものがあり、それをかぶると・・・詳細は読者自身の目で確かめてもらいたい。

超歌ってみた

これは筆者が直接体験したわけではないが、超歌ってみたというのは、人前にでて歌うことが好きな人にとっては、とても素晴らしいブースになっているようだ。

バックダンサーつきで、しかも大勢の観客が盛り上げてくれるそうだ。とてつもなく豪華である。自分の歌によって、そのような圧倒的に盛り上がってくれる機会は、なかなか得られないだろう。

コスプレ

これは、どこのブースというわけでもない。会場の至るところでコスプレが行われている。参加者もコスプレして来ている人が多い。

ところで、筆者が思うに、コスプレをする者は、ある程度体を鍛えるべきであると思う。特に、露出の多い衣装を着用するものは、ある程度脂肪を落として筋肉が浮き上がっていなければ、見栄えが悪い。筆者も最近、腹筋を鍛えはじめている。無論、脂肪の落とし過ぎは健康に悪いので、程々にしなければならない。

今日は筆者も、超会議スタッフのコスプレをして各所を回ろうかと思う。

まるなげひろば

ここには、ユーザーにまるなげした様々な企画が行われている。特に、Oculus Riftを使ったゲームが複数あり興味深い。Oculus Riftは、最近どんどん有名になってきている。あの伝説のゲームプログラマー、John Carmackがidを辞してまでOculus Riftの開発に加わったのも、当然と言えるだろう。しかし、まさかあのJohn Carmackが、結果的にFacebook社員になるとは思わなかったが。

また、まるなげひろばでは、MicrosoftのKinectを使ったモーションキャプチャーを使い、可愛らしいローポリゴンモデルにモーションをさせる展示もされている。踊り手を募集しているそうだ。

超チューニング祭

これは、筆者が参加しているブースだ。場所はまるなげ広場の端、超歌ってみたとニコつくステージに挟まれていて、極めてやかましい場所にある。およそ、コードを書くのにこれほど不向きな場所もないものだ。

ここで、我々はニコニコ動画のスマートフォン向けのページをチューニングしている。

皆、本物のプログラマーであり、周りの喧騒を無視して黙々と作業しているので、周りから完全に浮いている。さながら、超会議会場にネットカフェを切り取って置いたような空間になっている。

なお、本日はユーザー投票が行われるので、読者は投票に来てもらいたい。超チューニング祭は、パフォーマンスの計測と、ユーザー投票により、順位が決定される。筆者もレギュレーションの範囲内で、パフォーマンスのチューニングとデザインを行った。おそらくパフォーマンスはかなり良くなったであろうし、決して万人受けするデザインではないが、レギュレーションの条件は全て満たしているはずである。もっとも、現時点では、筆者が妥協できるほどに自由なスマートフォンが存在しないため、筆者はスマートフォンを所有していない。したがって、実際にスマートフォンでどのように見えるのかということは、確認できないでいる。

超チューニング祭の様子については、後日、詳細な報告記事を執筆する予定である。

ただしひとつだけ行っておくと、user004は筆者ではない。筆者はuser016である。user004が速いのは、index.htmlの中身が以下になっているからだ。


<html>niconico(C++)</html>

確かに、これはダウンロード時間もレイアウトやレンダリングにかかる時間も短いが、悲しいかな、レギュレーション条件を満たしていない。

いまのところ一番真面目に健闘しているのは、user005のようだ。さっと確認した限り、昨日の段階では、index.htmlから外部リソースを読み込まず、script要素も末尾に配置しているようだ。そういう工夫でテスト環境を突破できるというのは、なんだかお粗末な気がするのだが。

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この記事は超会議3スタッフとしての特権をexploitして、まだガラ空きのうちに超会議3の各ブースを体験してから、会場内で書かれた。

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